自動採番部品において、条件によって番号を採番しなおしたいと考えています。例えば文書に「西暦+自動採番」という番号を付与したい場合、西暦が変わるごとに自動採番の部分を最初から振りなおす方法はありますか。
自動採番部品では、番号の左右に固定の文字列を指定することが可能ですが、そのうち「文字列(左)」に指定された文字列が異なるものに変わった場合、採番がリセットされる仕様となっています。(※1)
SmartDB Ver.4.0.0 以降の環境では「文字列(左)」に評価式が利用できるため、評価式で西暦を取得し設定することで、西暦が変わるごとに採番しなおす動作を実現することが可能です。
※SmartDB Ver.4.0.0 未満の環境では、採番しなおしたいタイミングで手動で「文字列(左)」の値を変更する必要があります。
評価式を利用した設定方法については、以下の例をご確認ください。
例
2019年に登録した文書は「2019000001、2019000002、2019000003・・・」と採番し、
2020年に登録した文書は「2020000001、2020000002、2020000003・・・」と採番したい場合の例を説明します。
- 自動採番部品の編集画面にて、「文字列(左)」の「評価式を利用する」にチェックを入れます。
- 「設定追加」ボタンをクリックします。
- 評価式に、現在の西暦を取得する関数「formatDate(now(),"yyyy")」を入力します。(※2)
- 「設定」ボタンをクリックし、「文字列(左)」の設定を完了します。
- その他、開始番号や桁数についてはそれぞれ任意で設定します。
西暦が変わると「文字列(左)」で設定した評価式の結果が変わるため、再度開始番号から採番しなおされます。
(※1)
自動採番部品の設定方法につきましては、以下のドキュメントを参照ください。
・リファレンスガイド~文書管理編~
└ 付録 > 部品一覧 > 自動採番
(※2)
評価式で使用できる関数につきましては、以下のドキュメントを参照ください。
・リファレンスガイド~文書管理編~
└ 付録 > 評価式関連資料
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