アクティビティの参加者として、業務開始者や直前アクティビティ実施者の「上長」をロールで指定することができますが、「上長」はどこで設定されているのかを教えてください。
アクティビティの参加者としてロールで上長を指定する場合は、事前に上長判定の設定をおこなう必要があります。
上長の設定方法は2通りあり、INSUITEのバージョンによって異なります。ご利用の環境にあった方法で設定してください。
設定方法(INSUITE Ver.3.4.4 以降をご利用の場合)
グループ(組織・プロジェクト・役職グループ)の編集画面にて上長を設定します。
- INSUITEの設定ファイルを変更し、グループ編集画面に、「上長」「上長代行」の設定項目を追加します。
設定内容につきましては、以下のドキュメントを参照ください。
・リファレンスガイド~プロセスエンジン編~
└業務プロセス定義 >上長判定の設定 >上長・上長代行の設定 > INSUITE Ver.3.4.4以降の場合 - 管理画面 > メンテナンス > グループ:グループ一覧 にて、設定したいグループを選択します。
- グループの編集画面にて、1.で追加した「上長」「上長代行」の各項目にユーザーを指定します。
- 「更新」ボタンをクリックし、設定を保存します。
設定方法(INSUITE Ver.3.4.4 未満をご利用の場合)
グループ(組織・プロジェクト・役職グループ)の詳細情報にて上長を設定します。
- 管理画面 > カスタマイズメニュー:マスター > グループ詳細情報 > 追加項目設定テキストボックスタブ にて、「予備項目9」のタイトル名を任意の文字列(例:上長;上長代行)に変更します。
「非表示」のチェックを外し、「設定」ボタンをクリックします。
- 管理画面 > メンテナンス > グループ:グループ一覧 にて、設定したいグループの「詳細情報」をクリックします。
- グループ詳細情報に表示される言語を選択します。
オプションライセンスに「Multi Lang」が含まれている/いないや、デフォルト言語の設定によって選択する言語が変わります。(※)
- 1.で設定したテキストボックスの欄に、上長と上長代行となるユーザーのMIDを記述します。(※)
- 「更新」ボタンをクリックし、設定を保存します。
※オプションライセンスやデフォルト言語の確認方法、上長・上長代行のMID記述ルールにつきましては、以下のドキュメントを参照ください。
・リファレンスガイド~プロセスエンジン編~
└業務プロセス定義 >上長判定の設定 >上長・上長代行の設定
補足
上長・上長代行情報の取得に失敗した場合の代用上長は、「default.xml」もしくは「PeToolCustom.pm」にて設定します。
上長判定の設定をおこなってもロールで上長が取得できない場合は、「hibiki.xml」、「default.xml」、「PeToolCustom.pm」の各設定をご確認ください。
- hibiki.xml
上長を取得するために必要な、SmartDB APサーバーとINSUITE APサーバーとの連携に関する設定です。 - default.xml
SmartDB Ver.4.5.0以降の環境において、上長情報を保持する項目や、例外発生時の代用上長に関する設定です。 - PeToolCustom.pm
SmartDB Ver.4.5.0未満の環境において、上長情報を保持する項目や、例外発生時の代用上長に関する設定です。
詳細につきましては、以下のドキュメントを参照ください。
・リファレンスガイド~プロセスエンジン編~
└業務プロセス定義 >上長判定の設定 > hibiki.xmlの確認
└業務プロセス定義 >上長判定の設定 > default.xmlの確認
└業務プロセス定義 >上長判定の設定 > PeToolCustom.pmの調整
注意事項
INSUITE Ver.3.5.2インストーラーで環境を構築し、Ver.3.5.2のままご利用いただいている場合は、上長設定の情報を取得することができません。
INSUITE Ver.3.5.3 にて修正されましたので、詳細は以下のページのリリースノートを参照ください。
・リリースノート Ver.3.5.3 ※INSUITEのサポートサイトへ移動します。
INSUITE_3_5_3_リリースノート_Edition2.pdf
└ P48 6-1-3 ◆INSUITE へのSOAP リクエストが失敗する場合がある不具合の修正